mac mini(late 2009)コネクタ小基板改造

 

 前回に引き続きAppleのパソコンについてです。

 

 前回の記事の反響が大きかったからって訳じゃないですよ!

 

Mac mini late 2009 小基板コネクタ改造

Mac mini late2009 小基板改造

 

 今回の改造はMac mini late2009のマザーボードとHDD、DVDドライブを接続する小基板です。

 

 お客様の目的としては…

 

 HDDの容量アップを図りたい

  ↓

 サイズが大きくなってDVDドライブと干渉する

  ↓

 DVDドライブのslimlineSATAコネクタを取り外し、

 代わりにフレキシブルに動かせるSATAコネクタにしてSSDを取り付ける。

 

 というわけです。

 

 それでは改造作業です!

 

Mac mini late2009 小基板表
Mac mini late2009 小基板裏

 

 左の写真が表側。

 下のコネクタがHDD用のSATAコネクタ。

 上のコネクタが今回改造するslimlineSATAコネクタ。

 

 基板を突き抜けて裏面で基板に実装されています。

 

Mac mini late2009 交換用SATAコネクタ

 

 交換するコネクタはこちらのもの。

 

 slimlineSATAを取り外し通常のSATA端子に変更するのですが、

 お客様にご指定頂いた端子ピンの変更は以下の様。

 

Mac mini late2009 slimlineSATA→SATA変更

 

 このように配線を行い、端子の変更と延長を行います。

 

 

slimlineSATAコネクタ取り外し

 

 まずは小基板からslimlineSATAコネクタの取り外しを行います。

 

Mac mini late2009 SATAコネクタ取り外し

 

 多ピンのコネクタの取り外しはいつものようにリワークシステムで行います。

 

 ここできちんと取り外さないと基板を損傷させてしまうので注意ですね。

 

 

SATA端子加工、配線

 

 次に取り付けるSATAコネクタの加工です。

 

 SATAコネクタの端子はプラスチックで覆われており、半田付けが難しいので加工します。

 

Mac mini late2009 SATAコネクタ加工後

 

 目的の端子の部分のプラスチックを削って端子を露出させます。

 

 左が加工前、右が加工後。

 

 

SATAコネクタ ジャンパ配線

Mac mini late2009 SATAコネクタジャンパ配線 表
Mac mini late2009 SATAコネクタジャンパ配線 裏

 

 加工したSATAコネクタにジャンパ配線をしていきます。

 

 一本一本端子にジュンフロン線を半田付け。

 

Mac mini late2009 SATAコネクタジャンパ配線

 

 小基板にも配線します。

 

 

結果

Mac mini late2009 コネクタ基板改造終了表
Mac mini late2009 コネクタ基板改造終了裏

 

 完了です。

 

 

 ちなみにこのMac miniのマザーボードのCPUも弊社で別のCPUに交換しております

 

 取り外すCPUはBGAタイプなのですが取り付けたCPUはPGA!

 (ソケットに挿入するピンが並んでいるタイプのチップ)

 

 ピンを全て半田ボールに変更して実装するという荒業をやってのけたということです。

 (広報担当がまだ在籍していませんでした。写真等も残念ながらございません。)

 

 正常に動作をしており今回のさらなる改造につながりました。

 

 

 このような様々な改造ご依頼にも工房やまだはご対応していきます。

 

 プリント基板でお悩みなら プリント基板の駆け込み寺 工房やまだ!

 

 TEL:0238-22-0771

 FAX:0238-26-2361

 Email:info@koboyamada.jp

 お問い合わせ 

 

 

関連記事

LINEで送る