トヨタ センチュリー ECU修理

 

 今回はトヨタ センチュリー リムジンの基板修理です。

 

 センチュリーのVG45という初代後期モデルのリムジン仕様ということです。

 

トヨタセンチュリー
wikipediaより (リムジンではなく通常のもの、しかもVG45じゃないかも)

トヨタセンチュリー ECU

トヨタセンチュリー ECU 表
トヨタセンチュリー ECU 裏

 

 基板は良くあるトヨタのECUという感じ。

 

 ECUの型番は89530-40030 

 

トヨタセンチュリー ECU 基板

 

 トヨタの基板は結構見やすい感じがしますね。

 

 調べると不具合箇所も判明しましたのでお見積り→ご了解いただけたので作業に移ります。

 

 部品交換や基板の修理を進めていくと

 思わぬところまで破損が広がっていてなかなか苦労しました。

 

 

 作業が終了し、ご返却をしたところ問題なく動作するようになったという事。

 

 絶好調です!なんてお返事を頂きました。

 

 愛車に安心して乗れるということで非常にお喜びいただき私もうれしいです。

 

 

ECUの修理全般について

 

 ここでちょっと脇道にそれまして、

 ECUに限った事ではないのですが

 基板の修理に関するお話をしたいと思います。

 

 現在様々な企業、個人の方がECUの基板修理に挑戦されているようです。

 そこで注意をひとつ。

 

 基板についている部品は半田によって半田付けされていますよね。

 

 これ、電子工作を趣味でされていたりお仕事で半田付けされていたり、

 日頃からやっている方にとっては簡単な作業のように思われると思います。

 

 でも部品を「付ける」のと「取り外す」のって全く別物なんです。

 

 例えば端子が2つの部品。

 付けるときには片方ずつ半田づけをすればよいんですが、

 外すときには両方の端子を同時に温めないといけないんですね。

 これが凄く難しい。

 4端子の部品になると4か所を同時に温める必要がある。

 

 そして、部品を付ける事には慣れていても、外すことに慣れている人というのは本当に少ないです。

 

 

 

 なにが言いたいのかというと、

 壊れた当初より悪化した状態でお問い合わせ頂く事が非常に多いんです。

 

 それでなくとも基板の修理に決まりきったセオリーなんてありません。

 一つ一つ違うものへの対処なんですね。

 

 一度誰かの手が加えられた基板は不具合発見のための手ががりが消えてしまっていたり、

 余計に破損させてしまった基板の修理の作業が加わったり、

 費用も高くなってしまう場合が多いです。

 

 出来る限り不具合が起きましたら、手を加えずにお問い合わせ頂けると助かります。

 

 尚、現在 個人のお客様より直接のご依頼は頂いておりません。

 基板修理のご依頼は修理業者様を通して頂くようお願い致します。

 

 

 愛車の基板修理には

 

 半田付け経験豊富な プリント基板の駆け込み寺 工房やまだまで!

 

 TEL:0238-22-0771(平日8:30~17:30)

 FAX:0238-26-2361

 Email:info@koboyamada.jp

 お問い合わせ

 

 

関連記事

LINEで送る