事例紹介:DDRメモリのプローブ基板挿入

 

 今回のブログは事例紹介です。

 

 

 開発中の基板での、DDRメモリチップの評価の為にプローブ基板を挟み込んで欲しい、というご依頼です。

 

 

DDRメモリのプローブ基板

DDRメモリのプローブ基板

 DDRメモリのプローブ基板ってこういうヤツです。

 

 基板とDDRメモリチップの間に挟み込んで、

 パッドから伸びている端子から信号を取り出せるようにする基板。

 

DDRメモリが搭載された基板

 

 これがもともとの基板とその上に搭載されたDDRメモリチップ。

 

 このDDRはBGAタイプの部品です。

 

 開発中に試作した基板のDDRの信号を読み取りたい。

 

 工房やまだへご依頼いただきました。

 

 

DDRメモリへのプローブ基板の挿入

 

 さて、作業の手順です。

基板からDDRメモリの取り外し

 まず初めに、基板かDDRを取り外しします。

 

 いつものようにリワークシステムで温度管理しつつ安全に取り外し。

取り外したDDRのリボール

 次に取り外したDDRのリボール(再生)を行います。

 

 外しただけのBGAチップは、裏面の半田ボールがぐちゃぐちゃになってしまうので、それを元通り綺麗に半田ボールが並んだ状態に戻すわけです。

プローブ基板のリボール
スペーサー基板のリボール

 続いて基板とDDRの間に挟み込むプローブ基板とスペーサ基板のリボール。

 

 プローブ基板は信号を引き出す端子が伸びている基板ですね。

 このプローブ基板は「耳」が付いてサイズが大きくなってしまっているので

 このままではDDR周辺の部品とぶつかってしまいます。

 

 そこで必要になってくるのがスペーサー基板。

 高さを増して周辺の部品とプローブ基板がぶつからないようにします。

 

 どちらもリボールして取り付けできる状態にします。

DDR、プローブ基板、スペーサー基板の実装

 最後に、リボールしたDDR、プローブ基板、スペーサー基板を搭載して、

 リワークシステムで加熱して実装していきます。

DDRの三段重ね完成

 これで、DDRメモリの3段重ね完成です!

 

 

 工房やまだには日々さまざまなご依頼を頂きますが、

 開発中の基板の改造に関わる内容は他に明かすことが出来ません。

 

 しかし、「こんな事が出来ますよ!」というアピールをして、

 うちが出来ることを知ってもらわないと、駆け込み寺になりません。

 

 

 ということで、絵を作ってご紹介しようという事例紹介のシリーズでした。

 

 

 試作基板の改造は、プリント基板の駆け込み寺 工房やまだまで!

 

 基板の駆け込み寺 工房やまだ

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 Email:info@koboyamada.jp

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